Posts Tagged ‘Hyper-V’
PowerShellコマンドレットを使用してHyper-VホストとゲストOS間でファイルをコピーする
永続的な PowerShell セッションを作成して Hyper-V ホストとゲスト OS 間でファイルをコピーすることができます。
仮想 OS に対する永続的な PowerShell セッションを作成します。
コマンドレット:[$vm = New-PSSession –VMName <VMName>]
[Windows PowerShell 資格情報の要求]が表示されたら資格情報を入力します。
Hyper-V ホストの[C:\temp]からゲスト OS の[C:\temp]にファイルをコピーします。
コマンドレット:[Copy-Item -ToSession $vm –Path <C:\temp\FileName> –Destination <C:\temp>]
ゲスト OS の[C:\temp]から HYper-V ホストの[C:\temp]にファイルをコピーします。
コマンドレット:[Copy-Item -FromSession $vm –Path <C:\temp\FileName> –Destination <C:\temp>]
永続的なセッションを終了します。
コマンドレット:[Remove-PSSession $vm]
Hyper-Vホストから仮想OSでPowerShellコマンドを実行する
Hyper-V で動作している仮想 OS に対して PowerShell コマンドレットを Hyper-V ホストからリモートで実行することができます。
[Enter-PSSession]コマンドレットを使用すると対話型のセッションを作成することができます。
コマンドレット:[Enter-PSSession –VMName <VMName>]
[Windows PowerShell 資格情報の要求]が表示されたら、仮想 OS に登録されているユーザー名とパスワードを入力します。
仮想 OS との対話型のセッションが開始されると、PowerShell プロンプトのプレフィックスに仮想マシンの名前が表示されます。
これで PowerShell コマンドレットをリモートで実行することができるようになるはずです。
セッションを終了するには、以下のコマンドレットを実行します。
コマンドレット:Exit-PSSession
パスワードが設定されていないユーザーを使用して対話型セッションの作成をおこなうとエラーが表示され実行することができないので注意しましょう。
Hyper-Vのクイック作成で仮想マシンを作成する
Windows 10 Creators Update(バージョン 1703、ビルド 15063)で仮想化された PC 上で Windows などの OS を利用することができるようになる Hyper-V には、[クイック作成]で仮想マシンを簡単に作成することができます。
Hyper-V マネージャーで[操作]→[クイック作成]または、Hyper-V の仮想サーバーを右クリックして[クイック作成]を選択すると[Create Virtual Machine]画面が表示されます。
[Operationg System]の[Change installation source…]をクリックして OS のインストールディスクの ISO ファイルを選択してすると、[Create Virtual Machine]をクリックするとDVD ドライブが追加されイメージファイルが設定された仮想マシンが作成されます。
メモリーやプロセッサーなど、最低限の設定がおこなわれている仮想マシンを簡単に作成することができます。
仮想ディスクは、フォーマットが[VHDX]、容量が最大[127GB]の容量可変の拡張ハードディスクで作成されます。
仮想マシンを起動させると OS のインストールをすぐに開始することができます。
仮想マシンや仮想ハードディスクは、[%USERPROFILE%\DocumentsVirtual Machines\New Virtual Machine]に作成作成されます。
一番最初に作成した仮想ディスクの名前は[New Virtual Machine.vhdx]です。
[クイック作成]で複数の仮想マシンを作成すると(1)、(2) … と番号が割り振られた名前で作成されます。
OS X MavericksのBoot CampでWindows 8.1をVHDブートさせる(Windowsの追加インストール)
Boot Camp で VHD ブートすることができる Windows のインストールが完了しました。
できあがった環境に別の Windows を追加インストールします。
USB フラッシュメモリーのブータブルメディアを作成してインストールをおこなってみたいと思います。
今回は Windows のインストールメディアの ISO イメージを USB フラッシュメモリーから起動させることができるようになる[Windows 7 USB/DVD Download Tool]を使用して準備をすすめていきます。
Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 などのインストールディスクの ISO イメージを使用して、簡単にブータブル USB を作成することができます。
Windows 7 USB/DVD Download Tool は以下のサイトからダウンロードすることができます。
日本語がサポートされている[Windows7-USB-DVD-Download-Tool-Installer-ja-JP.exe]をダウンロードするとよいでしょう。
URL:Windows 7 USB/DVD Download Tool
使用方法については以下のサイトを参照してください。
URL:Windows 7 USB/DVD Download Tool (Windows 7)
ブータブル USB の準備が整ったら、Mac に接続して起動中に[option]を押しながら起動可能なすべてのボリュームを表示させます。
起動することができるボリュームを選択する画面が表示されたら、USB 接続されている[Windows]を選択します。
すると、Windows のインストール画面が起動するはずです。
以下のサイトの手順と同じように仮想ハードディスクを作成してインストールをすすめます。
URL:OS X MavericksのBoot CampでWindows 8.1をVHDブートさせる(Windowsのインストール)
仮想ハードディスクを作成するドライブは動作する環境によって変化するので、必ず環境を確認をしてからして作業をすすめます。
コマンド:list volume
今回の環境では[C]ドライブになります。
インストールが完了すると写真のような OS の選択画面が表示されるはずです。
Windows のインストールが完了したら必ずハードウェアのドライバーなどをインストールすることができる[Boot Camp インストーラー]を実行しましょう。
[Boot Camp インストーラー]を実行させるには、[Boot camp アシスタント]で作成したインストールディスクの[BootCamp]フォルダーにある[Setup.exe]を使用します。
Boot Camp アシスタントで作成したボリュームなのかに作成した複数の仮想ハードディスクを確認することができます。
OS X から確認した仮想ハードディスクは以下の写真のように表示されます。
Boot camp で VHD ブートで起動する Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 を動作させることができました。
また、Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 に組み込まれている仮想化機能の Hyper-V が動作します。
仮想マシンで動作する Windows からも、Mac に搭載されている Wi-Fi や Ethernet などのハードウェアを問題なく使用することができます。
Mac で VHD ブートができる環境を構築すると、複数の Windows を切替えて使用することができるようになります。
また、Hyper-V を使用することができるので、検証環境などを簡単に構築することができます。
これは便利ですね。
Hyper-V Server 2012 R2
ハイパーバイザー ベースのサーバー仮想化製品の Microsoft Hyper-V Server 2012 R2 の提供が開始されています。
マイクロソフトから無償で提供されています。
インストールするには、以下のシステム要件を満たしていることが条件となります。
- プロセッサ: 4 GHz 64 ビットに対応
- RAM : 512 MB
- ディスク容量 : 32 GB
WindowsイメージをVHDXに変換することができるスクリプト
Windows イメージ(.wim)を仮想ハードディスク(.vhdx)に変換することができる PowerShell のスクリプトが、以下の Web サイトからダウンロードすることができます。
URL:Convert-WindowsImage.ps1 – WIM2VHD for Windows 8!
スクリプトは Windows 8 および Windows Server 2012 に対応しています。
ファイルを作業しやすい場所に保存します。
ファイル名:[Convert-WindowsImage.ps1]
今回は[C:\Windows\System32]に保存して作業をすすめました。
Power Shell を管理者モードで実行します。
[set-executionpolicy]コマンドスレットを使用してスクリプトが実行できるようにします。
unrestricted:制限なし。すべての Windows PowerShell スクリプトを実行できます。
今回は unrestricted の実行ポリシーを設定します。
URL:Set-ExecutionPolicy コマンドレットの使用 – TechNet – Microsoft
コマンド:set-executionpolicy unrestricted
実行ポリシーの設定が完了したら、以下のコマンドを実行します。
コマンド:[.\Convert-WindowsImage.ps1 –ShowUI]
すると、[Convert-WindowsImage UI]画面が表示されます。
Windows 8.1 Enterprise のインストールディスクに格納されている[install.wim]を[VHDX]形式の仮想ハードディスクに変換してみたいと思います。
[E:]ドライブのインストールディスクの[Sources]に保存されている[install.wim]を変換します。
[1.Choose a source]に[install.wim]を設定すると[2.Choose a SKU from the list]に[Enterprise]と表示されます。
複数のイメージが格納されている場合には、目的の[SUK]を選択します。
[3.Choose configuration option]では仮想ハードディスクのフォーマット形式や記憶域要領を設定します。
変換された仮想ハードディスクは[Working Directory]で設定されたフォルダーに保存されます。
[4.Make the VHD!]の[Make my VHD]をクリックすると変換が開始されます。
変換が完了すると指定したフォルダーに変換された仮想ハードディスクが保存されます。
Hyper-V でそのままの状態で問題なく起動することができました。
GUI で作業を進めることができるのは便利です。
Microsoft Hyper-V Server 2012 R2 Preview ダウンロード
いくつかの重要な機能が追加された、ハイパーバイザーベースのサーバー仮想化製品の Microsoft Hyper-V Server 2012 R2 Preview のダウンロードが開始されています。
Microsoft Hyper-V Server 2012 R2 Preview のダウンロード
Hyper-V を使用すると、クライアント環境をハイパーバイザー内で仮想化して集中管理をおこなうことができる、仮想デスクトップ インフラストラクチャ(VDI) 環境を構築することができます。