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Windows 7 のライセンスを KMS キーで運用する

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Windows 7 のライセンス認証の方法に KMS ライセンス認証という方法があります。

キーマネジメントサービス(KMS)認証というライセンス認証方式です。

一つの ライセンスキー(KMS キー)を使用して複数の Windows 7 (KMS クライアント)

のライセンスを認証・管理する方法です。

(ライセンス認証をおこなうには最低 25台以上の KMS クライアントが必要)

KMS クライアントと KMS ホストで構成されます。

KMS クライアントがライセンス認証をおこなう認証先はローカルのネットワークに

構築した『KMS ホスト』です。

KMS クライアントにライセンスキーの登録は必要ありません。

ライセンスキーは『KMS ホスト』のみで管理されます。

Windows 7 のライセンスを認証することができる『KMS ホスト』を構築する

場合の条件をまとめてみました。

【Windows 7 の認証サーバーである KMS ホストの環境について】

 Windows 7 及び Windows Server 2008 R2 のライセンス認証を

 KMS 認証方式で運用したい場合、所持している KMS プロダクトキー

 により KMS ホストを構築できる OS を決定する。

 ・Windows 7 の KMS プロダクトキーを所持している場合

  KMS ホストを構築できる OS は Windows 7 のみである。

   <構築できる環境の条件>

     KMS ホスト:Windows 7

     KMS クライアント:Windows 7

 ・Windows Server 2008 R2 の KMS プロダクトキーを所持している場合

  KMS ホストを構築できる OS は Windows Server 2008 R2 である。

   <構築できる環境の条件>

     KMS ホスト:Windows Server 2008 R2

     KMS クライアント:Windows 7

 ※Windows Server 2008 の KMS プロダクトキーでは

   Windows 7 のライセンスを認証することはできない。

 ※Windows Server 2003 で KMS ホストを構築する場合は

   複数の OS や Office 2010 の KMS キーを管理すること

   ができる。

KMSホスト

KMS クライアントは DNS サーバーへ問い合わせをおこない KMS ホストが

動作しているマシンを確認し接続します。

Office 2010 を KMS キーで運用する場合の条件もあわせて記載します。

 ・Office 2010 の KMS ホストを構築したい場合

  KMS ホストを構築できる OS は

  Windows Server 2008 R2

  Windows 7

  Windows Server 2003 Service Pack 2

  Windows Server 2003

  Windows 7 VL

  Windows Server 2008 R2 VL

『Microsoft Office 2010 KMS ホスト ライセンス パック』を使用して

Office 2010 用の KMS ホストを構築します。

Written by infra20th

2010年11月5日 @ 21:08

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