Windows 8.1 Updateに対応したカスタマイズしたWindows PE 5.1を用意する(その2)
Windows PE には、ネットワーク、グラフィックス、大容量記憶装置などのさまざまな汎用的ドライバーがあらかじめ含まれています。
しかしながら、動作させる PC によっては特定のドライバーが必要となる場合があります。
インストールするために再起動が必要なドライバーは、あらかじめ Windows PE のイメージに追加するとよいでしょう。
DISM ドライバーサービスコマンドラインオプションを使用すると、Windows PE イメージに INF ファイルに基づいたドライバーの追加や削除をおこなうことができます。
DISM コマンドの[Add-Driver]ドライバーサービスオプションを使用します。
64 ビットの Windows PE 5.1 を作成しているので、追加するドライバーは 64 ビットに対応したものを用意します。
Intel のネットワークドライバーの追加をおこなってみます。
Intel の Web サイトからドライバーをダウンロードして適当な場所に保存します。
今回は以下のフォルダーに INF ファイルを保存します。
フォルダー:[C:\Driver\Intel\LAN]
ダウンロードした[PROWinx64.exe]は、拡張子を[zip]に変更すると圧縮(zip形式)フォルダーとして取り扱うことができます。
圧縮フォルダー内の[PRO1000]に保存されているすべてのファイルを INF ファイルを保存したい場所にコピーします。
ドライバーを追加するために、[展開およびイメージングツール環境]のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行させます。
コマンド:[Dism /image:C:\WinPE_x64\mount /Add-Driver /Driver:C:\Driver\Intel\LAN\NDIS62]
同様の手順でその他のメーカーのドライバーを追加していきます。
Intel のチップセットを追加したい場合には、ダウンロードした[SetupChipset.exe]にオプションを使用してファイルを展開します。
コマンド:[SetupChipset.exe -extract C:\Driver\Intel\Inf]
[Get-Drivers]ドライバーサービスオプションを使用すると、追加したドライバーパッケージを確認することができます。
コマンド:[Dism /Get-Drivers /Image:"C:\WinPE_x64\mount"]
ドライバーの一覧が表示されたら、追加したドライバーパッケージが含まれていることを確認します。
コメントを残す