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Hyper-V でゲスト OS の統合サービスが正常に動作しない場合

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稼働している OS を Disk2vhd など VHD への変換ツールを用いて VHD へ変換させたイメージを Hyper-V で動作させる場合、統合サービスをインストールしても統合サービスの機能が正常に動作せず利用できない場合があります。

DISK2VHD

そのような場合には、HAL を正しく認識させる事によって統合サービスの機能を利用できるようになる場合があります。

HAL3 HAL4

VHD 化させた OS を Hyper-V で起動できるように設定します。

OS 起動時に『F8』キーを押してセーフモードで OS を起動させます。

HAL1

OS 起動後、いくつかの新しいハードウェアを認識します。

HAL2

新しいハードウェアの認識が完了したら OS を再起動させます。

また、実機で稼働していたサービスなど Hyper-V 上では動作しないものを停止させたりするとよいでしょう。

OS 再起動後『統合サービス』のインストールをおこないます。

HAL5 HAL6

『Hyper-V 統合サービスのアップグレード』が表示されます。

HAL7

『OK』ボタンを押してアップグレードを開始させます。

HAL8 HAL9

『インストールの完了』と表示されたら再起動させず『いいえ』ボタンを押します。

『システム構成』を起動させ新しくインストールさせた『HAL』を認識できるように設定します。

『msconfig』と入力して『システム構成』を起動させます。

HAL10 HAL11

『システム構成』が起動したら『ブート』タブを選択します。

HAL12

『詳細オプション』ボタンを押して『ブート詳細オプション』を表示させます。

HAL13

『HAL の検出』という項目が確認できます。

『HAL の検出』を選択してチェックボックスにチェックを入れます。

HAL14

設定した項目を適用させます。

HAL15

『システム構成』を終了させ OS を再起動させます。

再起動時に『統合サービス』の適用が開始されます。

HAL16

OS 再起動後、認識されていなかった各種ハードウェアが正しく認識されます。

HAL17

これで統合サービスの機能が利用できるようになりました。

この作業が完了すると、使用できなかったネットワークも使用することができるようになるはずです。

HAL18

Written by infra20th

2010年9月8日 @ 14:03

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