Hyper-V でゲスト OS の統合サービスが正常に動作しない場合
稼働している OS を Disk2vhd など VHD への変換ツールを用いて VHD へ変換させたイメージを Hyper-V で動作させる場合、統合サービスをインストールしても統合サービスの機能が正常に動作せず利用できない場合があります。
そのような場合には、HAL を正しく認識させる事によって統合サービスの機能を利用できるようになる場合があります。
VHD 化させた OS を Hyper-V で起動できるように設定します。
OS 起動時に『F8』キーを押してセーフモードで OS を起動させます。
OS 起動後、いくつかの新しいハードウェアを認識します。
新しいハードウェアの認識が完了したら OS を再起動させます。
また、実機で稼働していたサービスなど Hyper-V 上では動作しないものを停止させたりするとよいでしょう。
OS 再起動後『統合サービス』のインストールをおこないます。
『Hyper-V 統合サービスのアップグレード』が表示されます。
『OK』ボタンを押してアップグレードを開始させます。
『インストールの完了』と表示されたら再起動させず『いいえ』ボタンを押します。
『システム構成』を起動させ新しくインストールさせた『HAL』を認識できるように設定します。
『msconfig』と入力して『システム構成』を起動させます。
『システム構成』が起動したら『ブート』タブを選択します。
『詳細オプション』ボタンを押して『ブート詳細オプション』を表示させます。
『HAL の検出』という項目が確認できます。
『HAL の検出』を選択してチェックボックスにチェックを入れます。
設定した項目を適用させます。
『システム構成』を終了させ OS を再起動させます。
再起動時に『統合サービス』の適用が開始されます。
OS 再起動後、認識されていなかった各種ハードウェアが正しく認識されます。
これで統合サービスの機能が利用できるようになりました。
この作業が完了すると、使用できなかったネットワークも使用することができるようになるはずです。
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