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Windows 10 Insider Preview Build 10565のインストールメディアを作成する
Windows 10 の Windows Update で、[詳細オプション]の[Insider ビルドの入手]が有効でかつ入手方法が[Fast]に設定されている Insider プレビュー参加のユーザーに対して[Build 10565]の提供が開始されました。
[Build 10565]のインストールメディアの提供は開始されていませんが、アップグレードで使用された[Install.esd]を使用して作成することができます。
Windows 10 のインストールメディアを使用してクリーンインストールされた環境では、[Install.esd]は[C:\$WINDOWS.~BT\Sources\]に保存されます。
[Install.esd]保存先フォルダー:[C:\$WINDOWS.~BT\Sources\]
[.esd]ファイルからインストールメディアを作成するには、Windows 10 に標準で備わっている[DISM]コマンドを使用します。
URL:Install.esdからWindows 10 Insider Previewのインストールメディアを作成する
URL:Windows Technical Previewの新しいビルドのインストールメディアを作成する
[Install.esd]が確認できたら、管理者で実行されたコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。
作業を開始する前に、以下のフォルダーを事前に作成したうえで進めていきます。
[.esd]ファイルの展開用フォルダー:[C:\Temp\WIP\ESD]
作業用一時フォルダー:[C:\Temp\tmp]
[Install.esd]を展開用フォルダーにファイルを展開します。
コマンド:[Dism /Apply-Image /ImageFile:C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Install.esd /Index=1 /ApplyDir:C:\Temp\WIP\ESD]
展開されたファイルには、[boot.wim]や[install.wim]が用意されていないので[Install.esd]を使用して作成します。
以下のコマンドを実行して[Install.esd]の構成を確認します。
コマンド:[Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Install.esd]
[boot.wim]は[Index:2]および[Index:3]、[install.wim]は[Index:4]から作成できることが確認できます。
[boot.wim]を作成するには以下のコマンドを実行します。
コマンド:[Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\boot.wim /CaptureDir:C:\Temp\tmp /Name:tmp /Compress:max]
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Install.esd /SourceIndex:2 /DestinationImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable]
作成された[boot.wim]の構成を確認して不要なインデックスを削除します。
コマンド:[Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\boot.wim]
コマンド:[Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\boot.wim /Index:1]
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Install.esd /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable]
引き続き[install.wim]を作成します。
コマンド:[Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\Install.wim /CaptureDir:C:\Temp\tmp /Name:tmp /Compress:Maximum]
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Install.esd /SourceIndex:4 /DestinationImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\install.wim /Compress:recovery]
コマンド:[Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WIP\ESD\sources\install.wim /Index:1]
ファイルの作成が完了したら[C:\Temp\WIP\ESD]に作成されたファイルを[.iso]に変換します。
Windows ADK がインストールされている環境では[MakeWinPEMedia]コマンドを使用して作成することができます。
URL:Windows 8.1 Updateに対応したカスタマイズしたWindows PE 5.1を用意する(その6)
[C:\x64]に Windows PE のイメージファイルを展開している環境では、[media]に作成されたファイルを保存して以下のコマンドを実行させると[.iso]ファイルが作成されます。
すでに作成されている[media]の名前を変更したら新たに[media]を作成してファイルを保存します。
コマンド:[MakeWinPEMedia /iso C:\x64 C:\x64\W10EnterpriseIPBuild10565.iso]
Build 10049のWindows 10 Technical Previewのインストールメディアを作成する
Windows 10 Technical Preview では、新たな機能や修正がおこなわれた最新のバージョンの Windows を Windows Update 経由でおこなうことができます。
新しい Windows をインストールすると、ローカルのディスクにアップデートで使用されたファイルが保存されます。
保存されたファイルを使用することで、新しい Windows をインストールすることができるインストールメディアを作成することができます。
インストールメディアを作成することで、直接 PC に新しいバージョンの Windows をインストールすることができます。
URL:Windows Technical Previewの新しいビルドのインストールメディアを作成する
3 月 31 日に提供が開始された新 Web ブラウザーの Project Spartan が搭載されたビルド 10049 の Widnwos は、ビルド 10041 の Widnwos を Windows Update 経由でアップデートすることができます。
アップデートをおこなうと、ローカルのハードディスクにアップデートに使用されるファイルの[install.esd]が保存されます。
保存先フォルダー:[C:\RecoveryImage]
保存された[install.esd]ファイルは、展開イメージのサービスと管理(DISM.exe)コマンドラインツールを使用してファイルを展開することができます。
作業用のフォルダーを用意してファイルを展開してみます。
作業用フォルダー:[C:\Temp\WTP\ESD],[C:\Temp\WTP\tmp]
※ ESD:展開先フォルダー,tmp:一時作業用フォルダー
[DISM.exe]コマンドラインツールは、Windows 8.1 や Windows 10 Technical Preview に標準で備わっています。
コマンドプロンプトを管理者で実行して作業をすすめていきます。
コマンド:[Dism /Apply-Image /ImageFile:C:\RecoveryImage\install.esd /Index=1 /ApplyDir:C:\Temp\WTP\ESD]
コマンドを実行すると、展開先フォルダーに[install.esd]の内容が展開されて保存さてます。
展開されたファイルを確認すると、一見 Widnwos のインストールメディアに含まれているファイルと同じように見えますが、ブートに必要な[boot.wim]や Windows をインストールするために使用する[install.wim]が含まれていないため、そのままでは使用することができません。
不足している[boot.wim]と[install.wim]を作成します。
ファイルは同じく[install.esd]を使用して作成することができます。
[install.esd]に含まれる内容を確認します。
コマンド:[Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\RecoveryImage\install.esd]
インストールメディアを起動させるために必要な[boot.wim]に必要な内容は、[インデックス:2]と[インデックス:3]に含まれていることがわかります。
[boot.wim]を作成して、ファイルに必要な内容を展開します。
コマンド:[Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /CaptureDir:C:\Temp\WTP\tmp /Name:tmp /Compress:max]
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:2 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable]
[boot.wim]の内容を確認すると不要なインデックスが含まれているので削除します。
コマンド:[Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Index:1]
残りのインデックスを展開します。
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable]
引き続き、[install.wim]を作成します。
コマンド:[Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\Install.wim /CaptureDir:C:\Temp\WTP\tmp /Name:tmp /Compress:Maximum]
コマンド:[Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:4 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\install.wim /Compress:recovery]
コマンド:[Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\install.wim /Index:1]
これでインストールメディアを作成するために必要なファイルがすべてそろいました。
コマンドを実行している動画です。
動画:Build 10049のWindows 10のインストールメディアを作成する
Windows ADK がインストールされている PC があれば、[Makewinpemedia]コマンドを使用して DVD や USB フラッシュドライブを使用した Windows インストールの起動ディスクを作成することができます。
URL:Windows 8.1 Updateに対応したカスタマイズしたWindows PE 5.1を用意する(その6)
Windows 10 Technical Preview Build 10049 をインストールしたのちの Windows Update に表示される更新プログラムの一覧です。
Windows 10 Build 10041のISOインストールメディアを作成する
Windows 10 Technical Preview の最新のビルドの Build 10041 が公開されました。
Build Build 9926 の Windows 10 を Windows Update 経由で Build 10041 にアップデートすることができます。
Windows 10 Build 10041 の ISO のイメージファイルの提供はおこなわれていませんが、アップデート時に使用される[Install.esd]ファイルを使用して ISO のイメージファイルを作成することができます。
作成された ISO イメージファイルを DVD メディアに書き込みをすることでインストールメディアとして使用することができます。
Windows 10 Build 10041 をクリーンインストールしたい場合には便利です。
作成は、以下の Web サイトを参考にしてください。
URL:Windows Technical Previewの新しいビルドのインストールメディアを作成する
Windows アップデートで Build 10041 に正常に更新することができない場合などクリーンインストールを試すことができます。
Windows Technical Previewの新しいビルドのインストールメディアを作成する
Windows Technical Preview の新しいビルドは Windows Update もしくは[PC settings]の[Preview builds]から適用することができます。
Windows Technical Preview のダウンロード Web サイトでは、初期のビルド 9841 のインストールメディアが提供されています。
最新のビルドにする場合には、初期ビルドの 9841 をインストールしたのちに、最新のビルドを適用することになります。
そこで、最新ビルドにするために使用した[Install.esd]を使用して新しいビルドの Windows Technical Preview をインストールすることができるインストールメディアを作成してみます。
ただし、ビルド 9841 から 9860 にアップデートした場合にのみおこなうことができる作業となります。
使用する[Install.esd]は、ビルド 9841 から 9860 にアップデートした場合にのみ作成されるようです。
環境によって変化があるのかもしれませんが、Hyper-Vの仮想マシンを使用してビルド 9841 および 9860 からビルド 9879 にアップデートした場合には[Install.esd]が保存されていませんでした。
そのため、作成することができるインストールメディアのビルドは 9860 になります。
作業をすすめるために必要なイメージファイルの[Install.esd]が保存されていることを確認します。
作業はビルド 9841 から 9860 にアップデートして最新のビルド 9879 にアップデートした PC でおこないました。
[Install.esd]は以下のフォルダーに保存されています。
フォルダー:[C:\RecoveryImage]
[Install.esd]をフォルダーに展開してインストールメディアを作成する準備をします。
まず、ファイルを展開するフォルダを作成して作業をすすめます。
展開先フォルダー:[C:\Temp\WTP\ESD]
コマンドの実行は管理者モードで実行させたコマンドプロンプトからおこないます。
スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから[Command Prompt(Admin)]を選択してコマンドプロンプトを起動します。
コマンド:[Dism /Apply-Image /ImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /Index=1 /ApplyDir:C:\Temp\WTP\ESD]
展開されたファイルを使用してインストールメディアの作成をすすめていきますが、メディアをブートさせるために必要な[boot.wim]や Windows のインストールに必要な[install.wim]などのファイルが用意されていません。
[boot.wim]と[install.wim]は[Install.esd]と[DISM]コマンドを使用して作成することができます。
Windows Technical Preview であれば、標準で[DISM]コマンドを使用することができます。
[Install.esd]展開したフォルダーに新たに[boot.wim]と[install.wim]を作成してみます。
以下の作業用のフォルダーを作成して作業をすすめていきます。
フォルダー:[C:\Temp\WTP\tmp]
まず最初にインストールディスクを起動させるために必要な[boot.wim]を作成します。
[Install.esd]のイメージの情報を確認します。
コマンド:[Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\RecoveryImage\install.esd]
表示させた情報から、起動に必要なイメージが[Index:2]と[Index:3]ということがわかります。
必要なイメージを[boot.wim]を作成して追加していきます。
コマンド:Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /CaptureDir:C:\Temp\WTP\tmp /Name:tmp /Compress:max
コマンド:Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:2 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable
作成した[boot.wim]の不要なインデックスを削除します。
あわせて[Index:3]のイメージを追加します。
コマンド:Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Index:1
コマンド:Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\boot.wim /Compress:Recovery /Bootable
これでインストールディスクを起動させるために必要な[boot.wim]が作成できました。
次に、ビルド 9860 をインストールするために必要な[install.wim]を作成します。
[Install.esd]のイメージの情報から[index:4]が Windows Technical Preview のインストールイメージだということがわかります。
同様の手順で[install.wim]の作成をすすめます。
コマンド:Dism /Capture-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\Install.wim /CaptureDir:C:\Temp\WTP\tmp /Name:tmp /Compress:Maximum
コマンド:Dism /Export-Image /SourceImageFile:C:\RecoveryImage\Install.esd /SourceIndex:4 /DestinationImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\install.wim /Compress:recovery
コマンド:Dism /Delete-Image /ImageFile:C:\Temp\WTP\ESD\sources\install.wim /Index:1
イメージファイルの作成が完了したら、フォルダーに保存されているファイルをブート可能な ISO ファイルに変換します。
Windows ADK がインストールされている PC があれば、[Makewinpemedia]コマンドを使用して作成することができます。
Windows Technical Previewの新しいビルドを展開してみる
Windows Technical Preview を新しいビルドにアップデートするために使用したイメージファイルの[Install.esd]は展開して内容を確認することができます。
拡張子が[.esd]のイメージファイルは[DISM]コマンドを使用して展開することができます。
ファイルを以下のフォルダーに展開してみます。
展開するフォルダー:[C:\Temp\WTP\ESD]
[Dism /Apply-Image]コマンドラインオプションを使用することでファイルを展開することができます。
コマンド:[Dism /Apply-Image /ImageFile:C:\RecoveryImage\install.esd /Index=1 /ApplyDir:C:\Temp\WTP\ESD]
コマンドが完了すると指定したフォルダーにファイルが展開されます。
Windows Technical Previewの新しいビルドのイメージファイル
Windows Technical Preview の最新の Build 9879 が 12 日に公開されました。
Windows Update 経由で順次配布が開始されますが、[PC settings]→[Update and recovery]→[Preview builds]でアップデートをおこなうことができます。
[Preview builds]の標準で設定されている[Slow]を[Fast]に変更して[Check now]をクリックすると新しいビルドが見つかりダウンロードしてインストールすることができます。
アップデートで使用されたイメージファイルはローカルのハードディスクの[C:\RecoveryImage]に[Install.esd]という名前で保存されます。
Windows Tchnical Preview 標準で利用することができる[DISM]コマンドの[\Get-WinInfo]コマンドラインオプションを使用してイメージの情報を確認することができます。
コマンド:[Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\RecoveryImage\install.esd]